壁掛け洗浄とは?完全分解洗浄との違いを比較解説

「壁掛け洗浄」は、エアコンクリーニングの中でもっとも一般的な方法です。このページでは、壁掛け洗浄の作業内容や完全分解クリーニングとの違い、向いているケースについて解説します。

壁掛け洗浄とは

壁掛け洗浄とは、エアコンを壁に設置したままの状態で、周囲を養生したうえで高圧洗浄機を使い、熱交換器やクロスフローファンの表面、外装カバーなどを洗浄する方法です。室内機を取り外さないため作業時間が短く、比較的リーズナブルな価格で依頼できるのが特長です。

壁掛け洗浄の作業範囲

作業内容:室内機の簡易分解/熱交換器・ファンの高圧洗浄/外装カバーほかパーツ洗浄

  • 熱交換器:壁に設置したまま、ビニール養生をして高圧洗浄機で表面を洗浄
  • クロスフローファン:表面部分を高圧洗浄
  • ドレンパン:取り外せる範囲で洗浄
  • 外装カバー・フィルター:取り外して個別に洗浄
  • フィルター自動お掃除機能付き機種:お掃除ロボットを取り外し、別途手作業で洗浄

完全分解クリーニングとの違い

項目壁掛け洗浄完全分解クリーニング
熱交換器の洗浄壁面に設置したまま表面を高圧洗浄取り外して洗浄液に浸け込み洗浄
汚れの除去率50~70%90~99%
作業時間目安(シンプル機種)約1.5~2時間/台約3.5~4時間/台
料金目安12,000円~24,000円~
推奨頻度1年に1回2~3年に1回
向いているケース定期的なメンテナンス、費用を抑えたい方数年間洗浄していない、アレルギー対策を重視したい方

壁掛け洗浄のメリット

  • 作業時間が短く、1日に複数台の対応が可能なため予約が取りやすい
  • 完全分解クリーニングに比べて費用が抑えられる
  • 室内機を取り外さないため、再設置に伴うガス漏れ等のリスクが少ない
  • 定期的なメンテナンスとして毎年依頼しやすい

壁掛け洗浄のデメリット・注意点

  • 熱交換器の内部(壁側)までは洗浄が届かず、奥に残ったカビは除去しきれない場合がある
  • 数年間洗浄していないエアコンの場合、表面洗浄だけでは十分な効果を得にくい
  • 内部に残ったカビは再発しやすい傾向がある

数年以上クリーニングをしていないエアコンの場合、壁掛け洗浄だけでは内部のカビが落としきれないことがあります。まずは完全分解クリーニングで内部をリセットし、その後は年1回の壁掛け洗浄でメンテナンスするのがおすすめです。

こんな方に壁掛け洗浄がおすすめです

  • 1~2年に1回など、定期的にメンテナンスをしている方
  • 費用を抑えて複数台まとめて依頼したい方
  • 短時間で作業を終えたい方

よくある質問

壁掛け洗浄はどのくらいの時間がかかりますか?

シンプルなエアコンで1.5~2時間程度、フィルター自動お掃除機能付き機種で2~2.5時間程度が目安です。1日の対応台数は4~5台となります。

壁掛け洗浄でもカビは取れますか?

表面のカビ・ホコリはしっかり除去できますが、熱交換器の壁側奥に付着したカビまでは届きにくいため、除去率は50~70%程度となります。内部の汚れが気になる場合は完全分解クリーニングをおすすめします。

洗浄後、すぐに使用できますか?

作業後は内部を乾燥させるため、冬季は暖房運転を1時間以上、夏季は送風運転を1.5時間以上継続していただく必要があります。すぐに冷房を使いたい場合は、未使用の時間帯に内部クリーン運転を行うことをおすすめしています。